海老牡蠣酒場だるま

 
赤坂・溜池山王・六本木一丁目からほど近い路地裏にひっそりと佇む「海老牡蠣酒場だるま」。珍しい海老しゃぶが楽しめる居酒屋です。
 
 
赤坂から近いだけあって、外国人の方も多いですね。
 
 
店内には達磨の家族も鎮座しています。
 
 
 
 
料理を目当てに訪れたこの日、楽しみにしていたのは「海老しゃぶ生牡蠣コース(7,000)」。新鮮な食材が一品ずつ丁寧に供され、素材の良さと調理の妙が光ります。
 
 
まずは焼酎のソーダ割で乾杯。
 
 
最初に供されたのは、ホタテのクリームチーズと牡蠣キムチ。
 
 
ホタテのクリームチーズは一口頬張ると、ホタテの繊細な甘みとコク深いチーズが一体となり、ふわりとした舌触りとともに広がっていきます。
 
 
牡蠣キムチは、まろやかな牡蠣の旨味に、ピリッと辛いキムチのアクセントが絶妙で、思わずお酒が欲しくなる味わいでした。
 
 
海老とアボカドのシーザーサラダは、レタスのシャキシャキ感にアボカドのねっとりとした食感が重なり、そこに海老のプリプリ感が加わって、食感と風味のバランスがとても心地よく、前菜ながら印象に残る一皿です。
 
 
さらにエンターテイメント性に富んだのが、海老の炙りチーズ焼き。席のすぐそばで、スタッフの方がバーナーを使って炙ってくれるのです。
 
 
ジュウッと音を立てながら香ばしい香りが立ち昇り、視覚と嗅覚からも食欲を刺激されるライブ感。
 
 
 
炙りたての海老にとろけたチーズが絡まり、香ばしさと濃厚な旨味が一体となった逸品でした。
 
 
そして登場するのが、生牡蠣の3種盛り。豪華すぎる!
 
 
 
宮城県産モンサンリックはクリーミーで余韻が長い。
 
 
北海道知内はややシャープなミネラル感。
 
 
長崎五島列島産はクセが少なく澄んだ旨味。いずれも鮮度抜群で、産地ごとの個性を存分に楽しめます。
 
 
そしてコースの主役、海老しゃぶ。まずは、海老の頭を引きちぎり、海老味噌ごと出汁の中に投入します。
 
 
 
 
 
うわー、海老の良き香りがテーブルを包みます。これは美味しそう。
 
 
すき焼き風の甘辛い和風出汁に、まずは海老をくぐらせていただきます。
 
 
身はぷりっとしながらもふっくらとしていて、口に含んだ瞬間に広がる甘みと旨味は格別。
 
 
そして特筆すべきは、たっぷり添えられた旬の野菜たち。白菜、水菜、えのき、ネギ。椎茸などが惜しげもなく盛り込まれており、海老の旨味を吸った出汁と相まって、心も身体も温まる内容です。
 
 
コース料理でありながら、野菜のボリュームがしっかりあるのは嬉しいポイントでした。
 
 
 
〆にはうどんが登場し、出汁の旨味を最後の一滴まで味わい尽くせる構成です。
 
 
 
そして名物・とろたく。日本酒のあてにします。
 
 
 
マグロのトロの部分のなめらかな食感と、たくあんのカリッとした歯ざわりが絶妙なコントラストを生み出しており、甘さ、塩気、酸味がひとつにまとまった完成度の高い締めでした。
 
 
デザートはクリームブリュレ。
 
 
自家製で美味しいですね。
 
 
ご馳走様でした。どの料理にも店のこだわりが感じられ、ただ美味しいだけではなく「楽しい」「記憶に残る」時間を提供してくれるのが、このお店の魅力だと強く感じました。
 


 
海老牡蠣酒場だるま
■ 住所
東京都港区赤坂2‑20‑6 赤坂川瀬ビル1階
■ 電話
03‑6277‑6607
■ 営業時間
平日(月~金)
  • ランチ:11:30〜14:00(L.O.13:30)
  • ディナー:17:00〜23:00(料理 L.O.22:00/ドリンク22:30)
土日祝
  • ディナー:17:00〜23:00(料理 L.O.22:00/ドリンク22:30)
■ 定休日
なし(年中無休)