ニーナナ喫茶

本日訪れたのは、歌舞伎町の奥地に佇む「ニーナナ喫茶」。場所は、ゴジラオブジェで有名な東宝新宿ビルの裏手、大久保公園へ向かう道の一角です。夜は治安がやや気になるエリアですが、昼間は普通の繁華街といった趣。その中にひっそりと佇むこの喫茶店は、昭和レトロ好きにとって聖地とも言える場所です。
 
 
「ニーナナ喫茶」は、もともと日本最古のキャバレークラブ「日の丸キャバレー」の跡地を活用したユニークな空間。現在は昼間は昭和レトロな喫茶店「ニーナナ喫茶」、夜はポールダンスショーを楽しめるナイトクラブ「The27Club」として営業しています。外観からして独特の雰囲気を醸し出しており、忖度なしでいうと廃墟の佇まい。
 
 
暗く怪しい雰囲気の中、赤い絨毯の階段を上ると、そこには昭和時代を彷彿とさせるエントランスが現れます。
 
 
 
 
内部はまさに昭和のキャバレーそのもので、エモーショナルで煌びやかなレトロ空間が広がります。なんだこりゃ!と頭の中がバグる瞬間です。
 
 
 
天井の鏡にミラーボールの光を反射し、吸い込まれるような不思議な空間。
 
 
舞台奥の巨大な「日の丸」のオブジェが異彩を放っています。このテイストはウルトラマンとかで見たような・・・。
 
 
座り心地抜群のソファーが並ぶ贅沢な空間。どこを見ても昭和感満載で、タイムスリップしたような感覚に包まれます。
 
 
注文したのはバニラシェイク。生クリームがたっぷり盛られ、トッピングにはさくらんぼのシロップ漬けが載った、まさに昭和の飲み物です。
 
 
 
この空間で飲むと、その味わいもまた格別。
 
 
 
 
クラシックな雰囲気のバーカウンターが2つ配置されており、どちらもレトロなデザインが施されています。
 
 
 
意外だったのは、BGMの音量が控えめで居心地の良さが際立つ点。気づけば1時間近くのんびりと過ごしていました。
 
雑多な歌舞伎町の中で、新旧が見事に融合したこのレトロ喫茶は、若い世代のお客さんが多く訪れており、昭和の色気と令和の個性が交差する、不思議な魅力に満ちた場所でした。
 
 
この空間に合うBGMは、80年代の名曲「Wの悲劇(カバー)」です。Tiktokでご覧ください。


 
ニーナナ喫茶
【住所】東京都新宿区歌舞伎町2-36-3 新宿Acb会館3階
【電話番号】03-6205-5567
【営業時間】金曜日以外 11:30~20:00 / 日・祝日 11:30~19:30
【定休日】不定休