チェネッタ バルバ (Cenetta Barba)
今日は久しぶりに京都へ行ってきました。小春日和を通り越して夏を思わせる暑さの中、最初に向かったのは定番の清水寺。

高台から見渡す京都の街並みはやっぱり素晴らしくて、何度訪れても心が洗われるような気持ちになります。

ただ、まわりを見渡すとほとんどが外国人観光客。まさにオーバーツーリズムという感じで、日本人の姿はあまり見かけませんでした。

混雑を避けて日本人はあえて来ないようですね。

鴨川を過ぎたあたりで、ちょうどお昼時だったのでランチへ。向かったのは四条にあるイタリアンレストラン「チェネッタ バルバ」さん。

ローマ料理を中心に、本格的なイタリアンが楽しめるお店で、以前から気になっていたお店です。


2015年のオープン以来、2016年から2021年まで5年連続でミシュランガイド京都・大阪のビブグルマンに選ばれていたという、京都でも指折りの実力店とのこと。

お店に入ると、白を基調とした落ち着いた空間が広がっていて、とても居心地の良い雰囲気。

カウンター越しにキッチンが見えるので、料理を待っている時間も自然とワクワクしてきます。

ワインの種類も豊富で、夜は肉料理が人気とのこと。次はディナータイムにも来てみたいと思いました。

今回いただいたのは、「ホタルイカとフキノトウのカルボナーラ」(2,400円)。

春の旬をぎゅっと詰め込んだような一皿で、運ばれてきた瞬間にふわっと磯の香りが立ち上ります。

ホタルイカは驚くほどたっぷりと盛られていて、見た目にも贅沢。

ぷっくりとした身は絶妙な火入れで、噛むと中からとろっとした旨みが溢れてきます。

内臓の濃厚なコクと磯の風味が口の中で広がり、まさに“海のエスプレッソ”と呼びたくなる味わいでした。

パスタ自体は力強い食感で、ソースは卵とチーズ、黒胡椒のみというシンプルながら奥深い構成。重たすぎず、でも物足りなさもなく、食べ進めるごとに美味しさが増していくような一皿でした。

食後には「Barbaティラミス」(700円)をいただきました。
運ばれてきたビジュアルは一瞬「これがティラミス?」と驚いてしまうほどスタイリッシュ。でも、ひと口食べてみると、その印象は一変。

ふんわりと軽やかなマスカルポーネのクリームに、しっかりと効いたエスプレッソの苦味、

そこにほんのり香るリキュール。甘さ控えめで後味はすっきりしていて、大人のデザートとして完璧なバランス。

正直、今まで食べた中でのナンバーワンティラミスが更新されました。

やはり、ミシュランでビブグルマンに選ばれていただけのことはありますね。味、雰囲気、サービスすべてが素晴らしくて、大満足のランチタイムになりました。

食後は嵐山まで足をのばして、のんびりと散策。

あだし野念仏寺の竹林がとても良い雰囲気で、風に揺れる竹の音が心地よく、しばし日常を忘れるひとときに。



とはいえ、こちらもやっぱり外国人観光客がほとんど。京都って、日本の中でも特に「世界に開かれた観光地」なんだなぁと改めて実感しました。極地的ですが、東京より外国人の密度はかなり高いですね。

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チェネッタ バルバ (Cenetta Barba)
【住所】京都府京都市下京区高辻通東入ル匂天神町642
【電話番号】075-708-3606
【営業時間】ランチ 12:00 ~ 14:30 ディナー 18:00 ~ 23:00
【定休日】火曜日、その他に月2回不定休