麗郷 渋谷店

渋谷・道玄坂の路地奥に佇む老舗台湾料理店「麗郷 渋谷店」。
 
 
創業は1955年(昭和30年)という、東京でも屈指の歴史を誇る一軒です。
 
 
 
レンガ造りのレトロな空間に一歩足を踏み入れると、店内には台湾腸詰めが吊るされており、まるで台湾の屋台街にタイムスリップしたような空気が漂います。
 
 
 
今日はその麗郷で、ずっと気になっていたあのメニューを…という感じで訪問しました。
 
 
注文したのは「肉圓(715円)」。台湾では「バーワン」と呼ばれる料理で、あの 千と千尋の神隠し で両親が食べていた「ぷよぷよ」のあれ、として話題になっているものです。
 
 
この肉圓、まずその皮。もちもち・プルプルとした食感が強く、かつ揚げてあって皮にしっかり揚げ色も見える感じ。噛み切ると、豚肉やタケノコがたっぷり入った餡があふれ出します。
味付けは甘辛いタレが底に仕込まれていて、皮の淡い食感と餡のしっかりした旨み・繊維食材のシャキシャキが絶妙なコントラスト。
 
 
香港料理の腸粉(チョンファン)や東南アジアの茹で春巻きのような感触に近くもありつつ、揚げられた厚みある皮が独特でした。タケノコの歯応えが軽くアクセントになっていて、タレのコクが後からじんわり追いかけてくる。まさに「楽しい食感としっかりした旨さ:の二重奏でした。
 
 
続いて、「えび焼きめし(1,100円)」。こちらも名物メニューのひとつ。大粒の海老がたっぷり乗り、グリーンピースが散りばめられてビジュアル的にも華やか。皿に盛られた「海老のエベレスト」を崩しながら、ご飯に混ぜてガッツリ食べるスタイル。
 
 
まず、米粒一つ一つが油でしっかりコーティングされていて“パラパラ”と軽めの食感。そこに海老のプリプリが加わって、口の中で「パラッ」「プリッ」と二重の動き。
 
 
炒め具合も良く、香ばしさと海老の甘み・米の旨みが程よく同居。何度でもかきこみたくなる、満足度高めなチャーハンでした。。
 
 
最後に一息「ご馳走さまでした」と言える満足感。やはり老舗だけあって、料理のクオリティも雰囲気も申し分なし。次回は腸詰めや焼きビーフン、しじみ炒めなども狙いたいと思います。
 
 


 
麗郷 渋谷店
■ 住所
東京都渋谷区道玄坂2-25-18
■ 電話番号
03-3461-4220
■ 営業時間
  • 月〜金:12:00~15:00 / 17:00~23:00
  • 土・日・祝:12:00~23:00(通し営業)
■ 定休日
無休