BANANAS Filipino Bistro
今日は新宿御苑エリアにある「BANANAS Filipino Bistro」へ。

今年9月にオープンしたばかりのフィリピン料理専門ビストロで、最近この界隈でもじわじわ話題になっているお店です。

新宿御苑前駅から歩いてすぐという立地も使い勝手がよく、ランチでもディナーでもふらっと立ち寄れる距離感のお店。

店内に入ると、まず空間づくりがよいですね。観葉植物が随所に配置され、ウッド調のインテリアでまとめられた南国リゾート風の雰囲気。

カジュアルだけどラフすぎず、ちゃんと「お洒落なビストロ感」があります。テラス席や個室もあり、ひとりでもグループでも使いやすそう。

海外の方のお客さんも多く、自然とインターナショナルな空気が漂っているのもこの店らしさ。

今回注文したのは「フィリピンの鶏肉の煮込み(1,350円)」「海老とイカの伝統的フィリピンヌードル(1,650円)」「ライス(300円)」。

まずは鶏肉の煮込み。現地では「アドボ」と呼ばれる、フィリピンの国民食的存在です。

運ばれてきた瞬間から、にんにくとお酢、醤油の香りがふわっと立ち上がり、食欲を一気に持っていかれます。

ひと口食べると、鶏肉は驚くほどホロホロ。スプーンを入れただけで崩れる柔らかさで、じっくり煮込まれているのがよく分かります。甘酸っぱさとコクのバランスが絶妙で、これは間違いなくライス必須。

白米と一緒に食べると、旨味が何倍にも広がって、止まらなくなります。


続いて、海老とイカの伝統的フィリピンヌードル。太めのビーフンに、揚げたイカとプリプリの海老がたっぷり。

ソースにはアナトーソースが使われていて、ほんのりオレンジがかった色味が食欲をそそります。味わいは意外にもさっぱりしているのに、しっかりコクがある。

油っぽさがなく、素材の旨さが前に出てくるタイプなので、最後まで重くならずに食べ切れるのが嬉しいポイント。

海老の弾力とイカの香ばしさ、ビーフンのもちっとした食感の組み合わせがとにかく心地いい。

食事だけで満足しかけたところで、デザートも外せないです。注文したのは「ハロハロ(1,200円)」。

日本ではミニストップでおなじみですが、こちらは本場仕様。ウベ(紫芋)のソースを使った色鮮やかなかき氷に、ココナッツアイス、ウベ、バナナ、プリンなどがたっぷり重なっています。

見た目も楽しく、スプーンを入れるたびに味が変わるのがハロハロの醍醐味。甘さはしっかりありつつも南国系の軽やかさがあり、食後でも不思議と重くならない。

正直、「めちゃくちゃ美味しい」の一言に尽きます。

全体を通して感じたのは、料理も空間もきちんと“本格”でありながら、肩肘張らずに楽しめるということ。フィリピン料理が初めての人でも入りやすく、知っている人には「これこれ」と頷ける味。海外の方に人気なのも納得です。
ご馳走様でした。
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BANANAS Filipino Bistro
■ 住所
東京都新宿区新宿2-15-24 ヒカリビル1階
■ 電話番号
050-3567-7697
■ 営業時間
- 水〜土:17:30〜23:00(料理L.O.22:00)
- 日:11:30〜15:30(L.O.14:30)/17:30〜22:00(L.O.21:00)
■ 定休日
月曜日・火曜日
