チョップスティックス 下北沢店
本日、下北沢の新たなランドマーク「ミカン下北」に足を運びました。

この商業施設は、再開発によって生まれ変わった下北沢の魅力を凝縮した場所で、雑多な中にもセンスが光る、まさに「下北らしさ」が感じられる空間です。

お目当ては、ベトナム料理店「チョップスティックス」。

ここは、日本で初めて国産米を使用した生麺フォーを提供するお店として知られています。オープン前から行列です。

店内は、ベトナムの屋台を彷彿とさせる雰囲気で、アジアとヨーロッパの文化が融合した内装が特徴的です。

今回注文したのは、「ブンリュウクア」と「コムガー」のセット(1,400円)。

ブンリュウクアはベトナム北部、ハイフォンを代表する郷土料理で、蟹(リュウクア)の旨みを凝縮したトマトベースのスープに、米麺を合わせた一杯。

透明感のある深紅のスープからは、まずカニ味噌のような芳醇な香りがふわりと立ち上ります。

ひと口すすると、カニの深いコクとトマトの酸味、そして魚醤の奥行きが絶妙に重なり合い、とても豊かな味わい。

エビ団子、厚揚げ、トマトの果肉、そしてパクチーが清涼感を添え、スープの複雑さを引き立てていました。


麺はまるで手打ちうどんのようなコシ。米麺にありがちなふにゃっとした印象はなく、のど越しはつるりと心地よく、日本人の食感へのこだわりにもぴったりフィットします。

あまりにスープが美味しいため、飲みほしてしまいました。

コムガーは、さっぱりとした鶏むね肉と香味野菜が絶妙にマッチしたベトナム式の鶏飯。タイのカオマンガイとも似ていますが、もっと素朴でやさしい、家庭料理のような温もりがありました。

鶏むね肉は低温調理されているのか、しっとりジューシーでパサつきが一切なく、噛むほどに旨みがじんわりと口の中に広がります。添えられたご飯は、鶏の出汁で炊き上げられていて、油っぽさのないヘルシーな仕上がり。そこに香味野菜やナンプラーをベースも合わさり、味にぐっと立体感が出て、まさに箸が止まりません。

付け合わせのハス茶の穏やかな香りが、口の中を優しくリセットしてくれ、最後まで心地よく食事が楽しめました。
「チョップスティックス」は、ベトナムの屋台料理を本場の調理法で再現し、日本人の口にも合うよう工夫されています。また、テイクアウトも可能で、気軽に本格的なベトナム料理を楽しむことができます。


- 次の記事:タカマル鮮魚店4号店(4回目)
- 前の記事:anonimo(アノーニモ)
チョップスティックス 下北沢店
■ 住所
東京都世田谷区北沢2-11-15 ミカン下北 A-206
■ 電話
03-6805-5833
■ 営業時間
- 月・火・水・木
- ランチ 11:30 - 15:00(L.O. 14:30)
- ディナー 17:00 - 22:00(L.O. 21:00)
- 金
- ランチ 11:30 - 15:00(L.O. 14:30)
- ディナー 17:00 - 23:00(L.O. 料理22:00 ドリンク22:30)
- 土
- ランチ 11:30 - 17:00
- ディナー 17:00 - 23:00(L.O. 料理22:00 ドリンク22:30)
- 日・祝日
- ランチ 11:30 - 17:00
- ディナー 17:00 - 22:00(L.O. 21:00)
■ 定休日
なし