餃子の福包 新宿店
文化祭の後、急ぎの仕事を片付けるため会社に向かいました。高校生が作った手作りハンバーガーは軽めだったせいか、すぐにお腹が減ってしまい、夕食を早めに済ませることに決定。
会社から近い新宿御苑前の人気餃子専門店「餃子の福包」に足を運びました。新宿御苑前のほか、豊洲、代々木八幡、中目黒にも店舗があります。
このお店、食べログの餃子百名店に2年連続で選ばれるほどの人気店。普段は行列ができることも珍しくありませんが、今日は16時という微妙な時間だったため、ラッキーにも待ち時間ゼロで入店できました。
注文したのは、焼き餃子、水餃子、揚げ餃子のトリオ(890円)に、ご飯の並サイズ(200円)、冷やし茄子(220円)、そして生ビール(500円)。値段は全て税抜き表示ですが、それでもトリオ餃子は18個でこの価格。驚くほどお得です。

ビールが到着しました。金色に輝く「命の水」。けれど、今週は火曜日からずっとイベント続きで、毎日お酒を飲んでいたので、今日はさすがに1杯だけにしようと決めました。

おつまみの冷やし茄子が登場。ひんやりしていて、さっぱりとした味わいが口の中に広がります。これがまた絶品で、思わずビールが進みそうな危険な美味しさ。今日は1杯だけ、そう決めたので、自分との闘いです。


餃子が到着しました。
焼き餃子6個、水餃子6個、揚げ餃子6個、合計18個の圧巻のボリューム。全てニンニク入りを選びました。

まさに独りぼっちの餃子パーティーの幕開け。ひとつひとつの餃子が、まるで歓迎してくれているよう。さて、どの餃子から攻めようか。



やっぱり焼き餃子から攻めることにしました。


餃子は薄皮でパリパリ。噛むたびに広がる香ばしさが、日本人のDNAに刻まれた「これぞ日式餃子!」という感覚を呼び覚まします。中の餡は意外にもさっぱりとしていて、餃子の餡というより、どこか肉まんの餡を思わせる優しい味わい。オーソドックスながら、飽きがこない。麻薬のような餃子。

次は水餃子。まるでワンタンのようにツルツルと滑らかで、のど越しが最高です。口に入れると、あっさりとした味わいが広がり、「そうだ、この餃子は飲み物だ。」と脳がバグります。スルスルといくらでも飲み込めそうな軽さで、箸が止まりません。

揚げ餃子は、一口目から香ばしさが広がり、ジューシーな肉汁があふれ出します。中の餡はしっかりモチっとしていて、外の皮のカリカリ感とのコントラストが絶妙。この食感のハーモニーが、揚げ餃子ならではの魅力です。


餃子・オン・ザ・ライス。
これこそ、日本人のDNAに刻み込まれた、究極の美味しいお米の食べ方。熱々のご飯の上に、パリッと焼き上げた餃子を乗せ、一口頬張れば、餃子の旨味とお米の甘みが融合します。


水餃子は、辛子と塩で味変してみました。一口食べると、ピリッとした辛味が加わり、あっさりした餃子が一気に引き締まる感じです。


揚げ餃子は、豆板醤と辛子で辛味を強めにしてみました。さらに、豆板醤と胡椒の組み合わせにも挑戦。どの組み合わせも、それぞれ違った味わいで、まさに揚げ餃子とのマリアージュが完成しました。


水餃子にも豆板醤と胡椒をプラス。つるっとした食感に、豆板醤のコクと胡椒のスパイシーさがのパンチが追加されます。

あらあら、焼き餃子が1個だけになってしまいました。まだ少しだけ残しているビールを手に取り、最後の宴をゆっくりと開始します。

ご馳走様でした。
最後の餃子とビールのペアリングに、ささやかな満足感が広がります。
奇をてらわずオーソドックスな美味しさ。そこには、丁寧な職人の技を感じました。派手さはないけれど、一口ごとにしっかりと感じる安心感と満足感。この餃子なら、毎日でも食べたい。そう思わせるような、まさに理想の餃子に出会うことができました。

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餃子の福包 新宿店
【住所】東京都新宿区新宿2-8-6 KDX新宿286ビル1階
【電話】03-5367-1582
【営業時間】平日ランチ 11:30 ~ 15:30 / 平日ディナー17:00 ~ 23:00 / 土日祝 11:30 ~ 23:00
【定休日】年末年始