マトリョーシカ 新宿ミロード店
新宿ミロードが閉店するというニュースを聞いたとき、普段からかなりの頻度で訪れていたファッションビルだったので、胸の中にふっと寂しさが広がりました。人混みで賑わう新宿の街にありながら、程よい落ち着きがあり、ゆっくりと食事を楽しむことができる貴重なスポットでした。

閉店は2025年4月と少し先ですが、できる限りミロードでランチを楽しもうと思い、今回は思い出深いロシア料理店「マトリョーシカ」を訪れました。ここは、日本で最初のロシアつぼ焼き専門店であり、私にとっても本格的なロシア料理を初めて体験した特別な場所です。

「最後にもう一度、あの味を。」そんな思いで開店時間に合わせてミロードに足を運びました。閉店が近づいているせいか、普段よりも多くの人々が集まっている様子。そんな中、私は一目散に「マトリョーシカ」へ向かいました。

先客はまだ数組だけで、幸運にもミライナタワーが一望できる窓際の席を確保することができました。

店内は清潔感にあふれており、窓から差し込む自然光が明るく空間を照らしています。飾られたマトリョーシカも可愛いですね。


今回注文したのは、カツレツセット(2,080円)と、名物のつぼ焼き(780円)。セットには、ボルシチ、豚ヒレ肉の香草パン粉焼き(アジカソースとサワークリーム付き)、ハト麦とグリーンサラダ、そしてセットドリンクはロイヤルミルクティー(スパイスプラス)にしました。

まずは、サラダが運ばれきました。
ハト麦がたっぷりと盛られたこのサラダは、一口食べるだけで健康的な気分にさせてくれる、まさに「心も体もリフレッシュする一皿」。シンプルながらも洗練された味わい。

そして、メインのカツレツセットと名物のつぼ焼きがテーブルに運ばれてきました。正直、豪華にしすぎたかもしれません。見ただけで分かる圧倒的なボリューム感。
お腹は確実に満たさそうですが、それ以上に心が満たされる瞬間が待っていそうです。


まずは、名物のつぼ焼きをいただきます。パイの香ばしい表面を崩すと、中からクリームシチューが顔を出します。

海老や緑黄色野菜、キノコがたっぷりと使われたこのシチューは、濃厚ながらも優しい味わいで、クリーミーな口当たりがたまらない一品です。

口に運ぶたび、シルキーなシチューが体の隅々まで温めてくれるような感覚に包まれます。

ボルシチは、トマトとビーツの爽やかな酸味が際立つ一品でありながら、牛肉の旨味がしっかりと詰まったスープに仕上がっています。もちろんサワークリームの良い仕事をしています。


サッパリとしつつも、しっかりとしたコクが感じられるこのスープは、ゴロゴロとした野菜がアクセントとなり、まさに食感の楽しさが口の中で広がる逸品です。


そして、主役のカツレツ。
アジカソースがたっぷりとかかった豚ヒレ肉のカツレツは、スパイシーでありながらもニンニクの風味が効いたクセになる味わいです。このソースが、カツレツに完璧にマッチし、ご飯と一緒に口に運ぶと、もう一口、また一口と食べ進めずにはいられません。


つぼ焼きのパイをシチューに浸していただくと、そのしっとり感が絶妙なんです。外はサクサク、中はふんわりとしたパイが、クリーミーなシチューとの相性抜群で、まさに心もお腹も満たされる瞬間でした。


ボルシチは野菜がいっぱい。ミネストローネのような健康的なスープ。そしてとっても美味しい。

最後は、やはり「カツレツ・オン・ザ・ライス」で締めくくりました。アジカソースを含んだカツレツをご飯の上にのせ、一気に頬張ります。その一体感はまさに幸せの極み。

ご馳走様でした。

食事の最後には、スパイスの効いたロイヤルミルクティーが運ばれてきました。このミルクティーは、まろやかなミルクの甘みとスパイスのピリッとした刺激が見事に調和しており。文句なしに旨い。チャイほど刺激的ではなく、誰でも「美味しい」と感じられる味です。

食後はサザンテラスの「ブール・アンジュ」に立ち寄り、美味しいパンを購入しました。

ここはベイクルーズ系のベーカリーですが、どのパンを選んでもハズレがありません。



今回は3つのパンを購入。そのままnewmanへ。

ルミネカードの10%オフ期間を利用して、長い間狙っていたJOURNAL STANDARD FURNITUREのテーブルを手に入れました。
その後は、息子の志望校の文化祭へ。秋の文化祭シーズンが始まり、これからしばらくは忙しくなりそうです。
- 次の記事:新宿 スパゲッティ カケハシ
- 前の記事:餃子の福包 新宿店
マトリョーシカ 新宿ミロード店
【住所】東京都新宿区西新宿1-1-3 新宿ミロード8階
【電話】03-3349-5855
【営業時間】火・水・木・金・土・日 11:00 ~ 22:00
【定休日】月曜日