平田屋 宝仙寺前店
今日は中野坂上の「平田屋 宝仙寺前店」に来ました。

平田屋は中野坂上に3店舗ある人気の海鮮居酒屋で、安くて美味しい海鮮料理を気軽に楽しめるお店です。

ザ・居酒屋な味のある店内。大好きな空間です。

まずはホッピーで乾杯。暑い日の一杯は、乾いた喉に染み渡ります。

嬉しいことに、お通しが茶わん蒸し。

これがまた出汁がしっかり効いていて、明太子の塩気とふんわりした卵の食感が絶妙。最初から満足度が高いスタート。

つまみに選んだのは、とうもろこし天(420円)。

揚げたての天ぷらは、とうもろこしの甘みが際立っていて、噛んだ瞬間にじゅわっと広がるジューシーさ。衣は軽くて香ばしく、これは夏ならではの贅沢です。

続いて、あら煮(180円)。

正直この値段には驚きましたが、しっかり味が染み込んだ魚の旨味が溢れ出す逸品。

骨の周りについた身をちゅるっといただく幸せ。

量もしっかりしていて、「あら、安い」の言葉に偽りなし。

さらに天ぷら盛り(580円)も注文。舞茸・海老・ピーマンの盛り合わせ。揚げ具合が絶妙で、サクッと軽く、脂っぽさは皆無。

特にピーマンの苦味と甘みのバランスが最高。

海老はぷりっぷりで、さすが海鮮居酒屋というレベルの高さ。

メインは海鮮三点盛り(1,500円)…のはずが、運ばれてきた皿には9種類の刺身。生本マグロ、カツオ、マトウダイ、イカ、マダイ、アジ、カサゴ、イワシ、ツブ貝と、まさに海の宝石箱。

生本マグロ、カツオ、マトウダイ。

マトウダイはねっとり濃厚。

カツオはあっさり爽やか。

イカは透明感ある甘み。

マダイは締まりが良く上品な味。これで1,500円は破格すぎて、思わず笑ってしまいました。

本日の西京焼き(780円)は、脂の乗ったトロカジキを使用した逸品。

ひと口頬張れば、まず舌に広がるのは西京味噌の甘みとコク。そこにトロカジキ特有のとろけるような脂がじんわりと溶け込み、濃厚ながらもしつこさのない後味に仕上がっています。

そこから「ショック欲」が止まらず、岩牡蠣(500円)を追加注文。

運ばれてきたのは、500円とは思えないほど大ぶりの牡蠣。

口に入れた瞬間、ミルキーで濃厚な旨みが口いっぱいに広がり、鼻に抜ける磯の香り。完全にノックアウト。

〆にはとろたく巻(330円)。トロの脂の旨みとたくあんのカリッとした食感、酢飯のバランスが絶妙で、あっという間に完食。

最後にカニ汁(180円)をいただくと、カニの身がしっかり入っていて、味噌のコクと出汁の旨味が全身を包み込みます。

カニ身をちゅうちゅう吸う瞬間、至福のため息が漏れました。

海鮮、揚げ物、〆の一品まで抜かりなく、そして何より価格が信じられない。雰囲気も落ち着いていて、一人でも気軽にふらっと立ち寄れる、そんな街の名店でした。
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平田屋 宝仙寺前店
■ 住所
東京都中野区中央2-31-3
■ 電話
03‑3365‑0177
■ 営業時間
月〜土:18:00〜24:00
■ 定休日
毎週日曜日