新宿中村屋 Manna

今日からハノイ出張。出発前にしっかり腹ごしらえをしておこうと向かったのが、新宿駅東口すぐ、新宿中村屋ビル地下2階にあるレストラン「新宿中村屋 Manna」。
 
 
老舗・中村屋が手がけるレストランで、名物は昭和2年(1927年)に誕生した「純印度式カリー」。日本の本格インドカレーの元祖とも言われる一皿です。
 
 
 
地下のレストランフロアに降りると、さすが老舗という雰囲気。
 
 
ランチタイムということもあり店内はなかなかの賑わいです。落ち着いた照明とクラシカルな内装が印象的で、ゆったりした空気が流れています。
 
 
歴史あるブランドながら店内は綺麗で、どこか品のある空間。期待が高まります。
 
 
注文したのはもちろん名物の「 純印度式カリー(2,090円)」。せっかくなので「 薬味(150円)」 も追加しました。ほどなくして運ばれてきたカレーは、見た目からしてただ者ではない雰囲気。
 
 
香り立つスパイスのアロマがふわっと立ち上り、食欲を一気に刺激します。
 
 
 
 
ひと口食べると、まず感じるのはスパイスの力強さ。辛さはしっかりありますが、ただ辛いだけではなく奥行きのある味わい。
 
 
 
玉ねぎの甘み、ブイヨンのコク、そしてほのかな酸味が複雑に絡み合い、口の中で層のように広がります。
 
 
 
じわっと身体が温まり、自然と汗がにじむ感じ。これぞスパイスカレーという感覚です。
 
 
 
具材は骨付きの鶏肉とジャガイモ。鶏肉は驚くほど柔らかく、スプーンでほぐれるほど。骨付きならではの旨みがルーに溶け込み、味に深みを与えています。
 
 
ジャガイモはほくほくで、スパイスの強さをうまく受け止めてくれる存在。ご飯との相性も完璧で、ルーをまとわせるたびに味の輪郭が変わり、スプーンが止まりません。
 
 
そしてこのカレーの楽しみをさらに広げてくれるのが薬味。花らっきょう、きゅうりのピクルス、オニオンチャツネ、マンゴーチャツネ、レモンチャツネ、粉チーズという豪華なラインナップ。
 
 
粉チーズをかければ辛さがふわっとマイルドに。
 
 
オニオンチャツネはシャキシャキの食感で、濃厚なカレーの中に軽やかさを与えてくれる名脇役。
 
 
それぞれを少しずつ混ぜながら食べ進めると、同じカレーなのにまるで別の料理のように表情が変わる。計算し尽くされた味の構造に、老舗の底力を感じます。
 
 
店内は静かで落ち着いた空気が流れ、接客も丁寧。格式張りすぎず、それでいてきちんとしたサービス。こういう安心感こそ、長く愛されてきた店の魅力なのかもしれません。
 
 
「歴史を食べる」という言葉がぴったりの一皿。流行のスパイスカレーとはまた違う、日本の洋食文化の中で育ってきたカレーの完成形。昭和から続く味が、今でもしっかりと磨かれ続けているのがよく分かります。
 
 
さて、お腹もしっかり満たされたところで、いよいよハノイへ。これから羽田空港に向かいます。出張前のランチとしては、なかなか贅沢で良いスタートになりました。
 


 
新宿中村屋 Manna
■ 住所
東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル 地下2階
■ 電話番号
03-5989-0268
■ 営業時間
  • 月〜土:11:00〜22:00(L.O.21:30)
  • 日・祝:11:00〜21:00(L.O.20:30)
■ 定休日
1月1日(基本)