北京飯店 新宿御苑前

今日は新宿御苑の老舗町中華「北京飯店」に訪問。
 
 
場所は新宿通りからちょっと入った通り沿いで、見た目からして昔ながらの雰囲気。
 
 
入り口には年季の入った暖簾がかかり、店頭の食品サンプルも昭和の空気そのまま。
 
 
テレビのロケでも何度か登場している有名店で、どこか懐かしく、期待が高まります。
 
 
お店に入ると、店員のおばちゃんが明るく迎えてくれました。声も動きも元気いっぱいで、こういうお店の空気感ってやっぱり落ち着きます。壁にはずらりと芸能人のサイン。しかも有名人だらけです。
 
 
お客さんは常連さんが多い様子で、それぞれ黙々と食事を楽しんでいるのも印象的でした。
 
 
さて、今回注文したのは、町中華の王道の海老チャーハン()と焼売()。どちらも町中華の定番中の定番ですが、このお店で食べると「ただの定番」ではありません。
 
 
まず海老チャーハン。一目見て「これこれ、こういうの!」と思わず心の中でガッツポーズしたくなるビジュアル。
 
 
しっとり感とパラっと感のバランスが絶妙で、炒め油の香りが食欲をそそります。
 
 
具材はシンプルに玉子、ネギ、そしてぷりっぷりの海老がゴロッと数匹。
 
 
レンゲで一口食べると、じんわりとうまみが広がってくる感じ。
 
 
塩加減も優しく、なんだか安心する味。海老の火入れもちょうどよくて、ぷりっとした食感がいいアクセントになっています。
 
 
どんどんレンゲが進む、まさに無限チャーハンです。
 
 
続いて焼売。
 
 
こちらも見た目はシンプルですが、噛んだ瞬間に中からじゅわっと肉汁が溢れ出します。
 
 
餡は豚肉中心で、粗めに刻まれた玉ねぎの食感がまたいいんです。味付けはしっかり目ですが、しつこくなくて飽きがこない。皮も薄めで餡のうまみを引き立ててくれます。
 
 
醤油やカラシも合いますが、そのままでも十分満足できる味。こういう焼売って、なかなか出会えないかもしれません。
 
 
どちらも「懐かしいけど、ちゃんと美味しい」という言葉がぴったりで、昭和の空気をそのまま今に持ってきたような一皿でした。変わらないって、すごく大事な価値だと改めて感じさせてくれるお店です。ごちそうさまでした。
 


 
北京飯店 新宿御苑前
■ 住所
東京都新宿区新宿1‑16‑10 コスモス御苑ビル カテリーナネオハイツ内
■ 電話
03‑3341‑9469
■ 営業時間
  • 月~土:11:00~23:00(通し営業)
■ 定休日
日曜日および祝日定休