三燈舎 神田小川町(2回目)
神田小川町にあるカレーの名店「三燈舎」に再訪しました。前回の訪問は9月なので3ヶ月ぶりの訪問です。
このお店は南インドの中でもケララ州の伝統料理、ミールズ(定食)やティフィン(軽食)を中心に提供する本格的なインディアンレストランです。

ミシュランガイドのビブグルマンに選出された実績や、食べログの「カレー百名店」に三年連続で選ばれるなど、その人気は今や東京でも随一。開店10分前に到着すると、すでに長蛇の列が。運よく1巡目で入店できた最後の1組でした。

注文したのは前回と同じく「サントウシャフルミールズ」(2,100円)。店内の洗練された雰囲気も相まって、期待感が高まります。

店内はお洒落なカフェのようです。


フルミールズが運ばれてきました!

待ち望んでいたこの一皿、絶対に美味しい予感がします。プレートには色鮮やかな小皿が並びます。上部のピンク色の料理はトーレン(キャベツとビーツのスパイス炒め)。そこを基点に時計回りに見ていくと、野菜カレー、魚カレー、チキンカレー、ヨーグルト、サンバル(野菜の煮込みスープ)、ラッサム(辛くて酸っぱい南インドのスープ)と続きます。ラッサムとトーレンの間にはパパド(塩味の豆スナック)が添えられ、中央にはバスラティライス。その上にパドゥーラ(揚げパン)と、その下にサマラワダ(スパイスの効いた揚げ物)が隠れています。

まずはサンバルから。優しい味わいとさっぱり感があり、何杯でも飲める美味しさ。しかもお代わり自由!もちろん追加しました。

一方のラッサムは酸味とスパイスのパンチが効いており、ご飯が進みます。

野菜カレーはココナッツと豆の風味が豊か。辛さ控え目で優しい味です。

魚カレーはカジキを使用し、濃厚ながらも食べやすい味わいが絶品。

チキンカレーはかなり辛いですが、ヨーグルトを加えることで抜群にマイルドになり、旨味が際立ちます。


サマラワダはスパイス香る豆のドーナツ。

パパドを砕いてバスラティライスと混ぜ合わせ、さらにカレーやスープを絡めて味わうと、複雑な旨味が広がります。


そして、揚げパンのパドゥーラにカレーをつけて食べると、その美味しさに悶絶。
私はナンよりもパドゥーラ派です。

ご馳走様でした。バスラティライスをお代わりしましたが完食できました!

食事の締めくくりには、店員さんのパフォーマンスで空気を含ませたチャイが登場。


このひと手間で驚くほどまろやかに仕上がり、人生でナンバーワンのチャイと感動しました。

地球に生まれてよかった、そう思える味でした。

食後は天気の良さに誘われ、皇居まで足を延ばしました。

紅葉が美しい季節、自然の中で余韻に浸りながら散歩するのもまた格別です。

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三燈舎
【住所】東京都千代田区神田小川町3-2 古室ビル2階
【電話】050-3697-2547
【営業時間】ランチ 11:00 ~ 15:30 / ディナー 17:30 ~ 22:00
【定休日】月曜日