sogoro(そうごろう)
週末限定で営業しているカフェ sogoro(そうごろう) さんへお邪魔しました。

場所は 東中野駅東口より区検通りを進み、早稲田通りもすぐ近くの立地。

4月にオープンされたこちらのお店は、昼間はカレー&キッシュのカフェ営業、夜はクラフトビールなども楽しめる「間借り」スタイルのお店です。

店内に入ると、カラオケバーを間借りしているだけあって、いかにもな雰囲気。少し暗めの照明に、カウンター席。けれど、不思議と居心地が悪くないです。

店主さんは平日は別のお仕事をされていて、土日だけこの場所を借りて営業されているとのこと。いつかは自分のカフェを開きたいといういうお話を聞き、なんだか応援したくなります。

この日は「カレープレート(1,500円)」をオーダーしました。

内容は、2種のカレー(ポークビンダルー&バターチキン)に、野菜を中心とした副菜3種、塩こうじ漬け卵、サラダ、そしてドリンク付きという充実ぶり。さらに嬉しいのは、グルテンフリー対応ということ。

まず、バターチキンから。スプーンで簡単にほぐれるほど柔らかいチキンがゴロッと入っていて、バターのまろやかさが前面に出つつも重たくならず、軽やかにスパイスが効いているあたりが印象的でした。

辛さは控えめで、食べやすい優しい味わいです。

続いて、ポークビンダルー。こちらはスパイスの香りがしっかりと立ち上がりつつも、荒々しさがなく角のない仕上がり。

豚肉のコクがスパイスと調和していて、「刺激だけじゃない、丁寧なスパイス使い」という印象を受けました。

副菜3種も手抜きなし。赤玉ねぎのマリネはシャキッとした食感と爽やかな酸味がアクセントに。

キャロットラペは人参本来の甘みを活かしつつもドレッシングがしっかり効いていて、カレーの合間に口をリセットしてくれます。

塩こうじ漬け卵もほどよい塩気と旨味があって、カレーの濃厚な味とのバランスをとるいい箸休め。

サラダには人参ドレッシングがかかっていて、野菜全体のバランス感が素晴らしかったです。

デザートには「一輪花プリン」を注文。

もう見た目からして芸術的で、ふんわりクリームでバラの花を象ったその姿に思わず写真を撮ってしまいました。

味も上品。卵のコクがしっかりありながらも重くなく、カラメルのほろ苦さがちょうど良い塩梅。

食後の満足感をきっちり決めてくれました。

お店全体として、間借りスタイルながら「丁寧さ」が随所に感じられました。
料理の盛り付け、素材の選び方、店主さんの気配り、そして空間の雰囲気。どれも「雑に済ませていない」という印象があり、一品一品に愛情が込められているように感じました。

駅から少し歩く分、喧騒から少し離れて「隠れ家」的な雰囲気があるのもよいですね。土・日の営業という限定感もあって、訪れたくなる動機になります。

間借りというチャレンジングな形態ながら、その分「味で勝負」している印象があります。私自身、また週末を狙って再訪したいと思いました。
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sogoro (そうごろう)
■ 住所
東京都中野区東中野 1-23-1 リモーネ東中野 1階
■ 電話番号
03-5809-7031
■ 営業時間
- 土曜日:11:00〜16:00
- 日曜日:11:00〜23:00
■ 定休日
月~金・祝日
