たつ屋 新宿店

今日のランチは新宿三丁目の老舗どんぶり専門店「たつ屋」へ。
 
 
創業はなんと1969年。50年以上もこの地で営業を続けている、新宿最古とも言われるどんぶり定食屋です。
 
 
かつては神保町や日本橋、銀座にも店舗があったそうですが、現在は新宿一店舗に絞って営業中。時代の移り変わりを乗り越えてきた、その歴史の重みを感じます。
 
 
店内はカウンター席のみ、券売機もなく注文は口頭。
 
 
いい意味で“飾らない”、どこか懐かしさの漂う大衆食堂といった雰囲気。厨房ではご主人がテキパキと鍋をふるい、注文が入るたびに手早く料理を仕上げていきます。
 
 
今回注文したのは、名物の「とりどん(580円)」。 値上がりしたとはいえ、この界隈でこの価格は破格。コスパでいえば、新宿トップクラスと言っても過言ではありません。
 
どんぶりの中央にこんもりと盛られた刻み唐揚げ。外は軽くサクッと、中はふっくらジューシー。特製の甘辛いタレが全体にしっかり染みていて、一口目から食欲のスイッチが一気に入ります。
 
 
タレの香ばしさと鶏肉の旨味が絶妙に調和していて、ごはんが止まらない。まさに“かっこみたくなる”味です。
 
 
そして、鶏とご飯の間に敷かれた海苔。これがまたいい仕事をしていて、香りと食感に変化を与えてくれます。
 
 
良いタレの染み具合。ふと「これは海苔弁の進化版か?」と感じさせられる、シンプルなのに完成度の高い構成。こういう料理こそ、何度も食べたくなるんですよね。
 
 
味変には卓上の紅ショウガと七味唐辛子。紅ショウガのさっぱりした酸味がタレの甘みを引き締めてくれて、七味のピリッとした刺激が後半の味にメリハリをつけてくれます。
 
 
途中で味を変えられるのも、最後まで飽きずに食べられる理由のひとつ。
 
 
あっという間に完食。お腹も心も満たされました。 ご馳走様でした。


 
たつ屋 新宿店
■ 住所
東京都新宿区新宿3丁目35-2
■ 電話
03-3354-0611
■ 営業時間
  • 月・火・水・木・金
    • 10:00 - 21:30
  • 土・日
    • 10:00 - 20:30
■ 定休日
無休