立喰い寿司 鮨處八千代(2回目)

今日は新宿三丁目、紀伊國屋書店の地下にある「立喰い寿司 鮨處八千代」にやってきました。リニューアルした地下街にある隠れ家的なお店ですが、実は四ッ谷の江戸前寿司で知られる八千代の系列店。
 
 
立ち喰いスタイルながら椅子もあり、ひと息つきたい時にもぴったりです。
 
 
価格も良心的で、上質なネタを気軽に楽しめるのが魅力です。
 
 
この日は「八千代上にぎり(1,800円)」を注文。
 
 
寿司9貫に切玉子、小鉢、お椀がついたバランスのいいセットです。
 
 
まずは、艶やかないくらから。口に含んだ瞬間、プチッと弾け、海の香りがふわっと広がります。さっそく期待が高まります。
 
 
続いての白身は真鯛。ねっとりとした舌触りと、ほんのり甘味のある身が口に残り、職人の丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。
 
 
とろたく巻きは脂ののった中トロとたくあんのバランスが絶妙。シャキッとした食感と濃厚な旨味が共存し、口の中が幸せになります。
 
 
イカは透き通るような見た目で、歯切れのよい柔らかさ。噛むたびにじわじわと甘味が出てくるのが印象的です。
 
 
サーモンは脂がしっかりのっていて、とろけるような食感。定番ながら、鮮度の良さで一段と印象に残ります。
 
 
光物はコハダ。しっかりと締められていて、キリッとした酸味とコハダ本来の旨味がしっかり感じられます。これは光物好きにはたまりません。
 
 
赤エビは大ぶりで甘味が強く、口いっぱいに海老のとろみが広がります。鮮度が命のネタですが、しっかりクオリティを保っています。
 
 
切玉子はふんわり甘くて、まるで和菓子のよう。口直しにもぴったりの存在感です。
 
 
そして、嬉しいことにお店のご厚意でイワシをサービスしていただきました。
 
 
上にはナマスが添えられており、酢の酸味と脂ののったイワシの旨味が調和して、これまた絶品。
 
 
ここで終わらせず、追加注文。まずは漬け赤エビとうに巻き(550円)。ねっとりと濃厚なウニと甘い赤エビがとろけ合い、思わずため息が出る一品。これがワンコインちょっとで味わえるとは驚きです。
 
 
さらに贅沢に、松坂牛の炙り(660円)も。
 
 
香ばしい香りと共に提供され、ひと口で脂の甘味がブワッと広がります。シャリとのバランスも絶妙で、もはや寿司を超えたご褒美です。
 
 
小鉢も箸休めに良いですね。
 
 
ご馳走様でした。最後まで楽しませてくれるこの「八千代」は、まさに都会のオアシス。
 
 
仕事終わりの疲労を感じる身体に、じんわり染みわたる丁寧な江戸前寿司。新宿でサクッと寿司を楽しみたいなら、迷わずここです。
 


 
立喰い寿司 鮨處八千代 新宿三丁目店(2回目)
■ 住所
東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊國屋ビルディング 地下1階
■ 電話
03-6273-1368
■ 営業時間
  • 月〜金
    • 11:00〜14:30(L.O. 14:00)/16:30〜22:00(L.O. 21:30)
  • 土・日・祝
    • 11:00〜21:30(L.O. 21:00)
■ 定休日
無休(年中無休)