友誼食府 (ユウギショクフ)

今日はガチ中華の聖地・池袋北口へ伺いました。
 
 
目的地はSNSでもたびたび話題になるガチ中華フードコート「友誼食府」。正直、初見だと少し身構えます。雑居ビルの4階、エレベーターを降りた瞬間から日本語のほうが少数派。
 
 
壁一面に並ぶ大量の中国語表記に、「ここは日本でしたっけ?」と一瞬わからなくなる感覚です。隣には中国食材専門スーパーの友誼商店があり、香辛料や乾物、冷凍食品が所狭しと並んでいて、この時点ですでに軽い中国旅行気分になります。
 
 
フードコート内は完全に中国ローカル仕様。
 
 
四川、東北、西安、上海、台湾と地域ごとの店が並び、政治的には緊張関係にあるはずの中国と台湾の料理が、ここでは何事もなかったかのように横並びしています。
 
 
この雑多さが、なんとも言えず心地いい。注文後はフードコート内ではなく、隣のスーパーでまとめて会計するスタイルです。性善説というより相互不信で回っている感じが、アジア感が強く、個人的にはかなり好みでした。
 
 
今回選んだのは、上海料理店から「上海焼売(780円)」と「高菜と豚肉のラーメン(980円)」、そして四川料理から流行りの「マーラータン(1,480円)」。
 
 
 
まずはマーラータン。一番辛くない設定にしましたが、油断は禁物です。どんぶりを覗くと、サツマイモ春雨を中心に、野菜、肉、魚介がこれでもかと詰め込まれています。
 
 
春雨はモチモチで弾力があり、スープをしっかり吸っていてとにかく美味しいです。
 
 
箸を入れるたびに下から新しい具が出てくる感覚で、なかなか底が見えません。
 
 
 
辛さ控えめだからこそ、花椒や漢方系スパイスの香りが前に出てきて、複雑で奥行きのある味わいです。
 
 
 
医食同源という言葉が自然と頭をよぎる、「身体に良いものを食べている感」がちゃんとあります。
 
 
 
続いて上海焼売。これは良い意味で予想外でした。中身はなんとモチ米。
 
 
いわゆる肉焼売を想像していると少し驚きますが、これはこれで大正解。味はおこわに近く、ほんのりした塩気と米の甘みが心地いいです。
 
 
さらにマーラータンのスープを吸わせると、一気に完成度が跳ね上がります。炭水化物×炭水化物なのに罪悪感が薄いのは、たぶん異国マジックでしょう。
 
 
最後は高菜と豚肉のラーメン。一転してとても優しい味わいです。
 
 
派手さはありませんが、出汁と高菜の塩気、豚肉のコクがバランス良くまとまっていて、「こういうのでいいんですよね」と自然に思わせてくれる安心感があります。
 
 
帰り際、気になって薄いパンのようなものも購入。
 
 
中はあんこで、正直これは普通です。
 
 
ただ、ガチ中華の聖地で食べると「まあ、こんなものですよね」と妙に納得してしまうから不思議です。
 
 
日本にいながら、ほぼ中国ローカルそのままの空気感で食べるガチ中華。あの味、あの雑多さ、あの距離感は、友誼食府でしか成立しない体験だと思います。池袋北口には他にもガチ中華フードコートが点在しているそうなので、これはもう全制覇を目指すしかなさそうです。
 


 
友誼食府 (ユウギショクフ)
■ 住所
東京都豊島区西池袋1-28-6 大和産業ビル 4階
■ 電話番号
03-5950-3588
■ 営業時間
  • 10:00 ~ 22:00
■ 定休日
特に定休日情報なし(ネット掲載では「なし」とする情報が多い)